球場でビール売り子のバイトを5年間続けた私の体験談【後編】
大人気のアルバイトでもある、球場の売り子!重たいビールの樽をかついで元気に売っている売り子さんは実際楽しいの?辛いの?気になる実態を、5年間売り子を続けた私の体験談の【後編】です。
1日(1試合)で売り上げる最高額は?逆に最低額は?
ちなみに、
私が働いていたところでの
1回の出勤で稼いだ最高金額は「約1.5万円」ほど!
約250杯(12樽)で、このくらいのお金が稼げます。
→正直、球場やビールメーカーによって全然違います!(汗)
たった3時間という限られた時間で1万円以上稼げるので、
時給換算をすれば、4,000~5,000円と、
かなり割高に思えます!
しかしながら、
全然売れない(2樽以上売れない)売り子さんだと
基本給の「2,640円」のみ。
時給換算すると、たったの880円。。。
(普通のバイトをやった方がいいのかも。。笑)
樽はどれくらいの重さ?辛くないの?
樽の重さは「約15~20キロ!!!」
それをかついで階段の上り下りをしなくてはならないので、
体力がないとかなり厳しい仕事です。
私は中学の頃バスケ部に所属しており、
高校でもチアダンス部に所属していたので、
体力は人並みにはありました。
周りも、運動を普段からやっている人が多かったので、
体力に自信がない人には正直あまりおすすめできないです。。。
寒い日や、
自分の売っている側のチームが負けていたりすると、
ビールはなかなか売れず、
ひたすら階段を上り下りして歩き続けることになるのでとっても辛いです。
しかし、
辛いときは他の売り子さんや、
お金の管理をするスタッフさんが励ましてくれるので、
乗り切ることができます!
そういった和気あいあいとした環境や、
「みんなで頑張ろう!」
という雰囲気が私はとっても心地よく、好きでした!
売れる売り子さんの特徴は3つ!
①試合開始1~2時間前には出勤
実働は、試合開始から3時間なのですが、
売れる売り子さんは試合開始1~2時間前から出勤しています。
それはなぜかというと、
「試合開始前」が実はすごく売れるんです!
基本給は変わらずとも、
試合開始前からどんどん売って、歩合給をどんどん上げていく作戦です!
②目立つように工夫する
お客様に自分を覚えてもらい、
また買ってくれるように工夫することが大切です。
そのために、大きなお花の髪飾りをつけて、
遠くから見ても誰だか特徴が分かるようにするのです。
③みんながやらないことをする
上段の座席って売り子がほとんど行かないんです。
(やっぱり体がキツイから・・)
重い樽を背負って、急な階段を上ったり下りたりするのは確かにきつい。
ただ、お客様からすれば、
わざわざ階段をおりてビールを買うのも億劫なワケで、
売りにきてくれる売り子がいれば
一斉に注文が殺到するんです!
しかも、ライバルが少ないとなれば売り上げを伸ばす絶好のチャンスとなるのだ!
何よりも”やりがい”を感じることができる!
「○○ちゃん待ってたよ!」
「また買うからよろしくね!」
「いつも○○のビールしか買わないんだよ~」
など、
直接お客様から言われ、
自分だから買ってくれるというお客さんをつくることができると、
とてもやりがいを感じます。
さらに、
毎日売った杯数でランキングをつけてくれるので、
売り上げ1位を取ったり、順位が上がったりすると、
周りが褒めてくれるし、自分の頑張りが目に見えるという点でとっても嬉しかったです!
まとめ
5年間続けたビールの売り子は、
決して楽なものではありませんが
とってもやりがいのある楽しいアルバイトです!
全く興味のなかった野球も、
売り子をしているうちにお客様との会話の中でどんどん知識がたまり、
最終的には野球が好きになりました!
「コミュニケーション能力を身に着けたい!」
「仲間と楽しく働きたい!」
という人にはとってもおすすめのアルバイトです!
Posted Date: 2019/02/12