首の骨って折れたらどうなる?首の振りすぎで骨折してしまった私の体験談【後編】
高校生の時、ダンス部に所属してしたのですが、クリスマスライブの直前練習をしていた時、首の振りすぎが原因で首の骨(頚椎)を折ってしまいました。後編は完治までの道のり、完治後の後遺症についてお話ししていきます。
自然治療中の出来事
病院からもらった”頚椎用コルセット”を首につけ、
病院から自転車で学校へ向かいました。
コルセットをつけると痛みが大分軽減したのですが、
自転車のブレーキを押すときや、
坂を上るときに少しでも身体に力を入れると首に激痛が。。
昔の私に、
「自転車乗っちゃダメでしょ!」
と叱りたくなりますが、
この頃はまだ10代。
若さで押し切っていたのです。。(笑)
そして痛みに耐えながら自転車をこぎ、
ようやく学校へ到着!!
コルセットを着けている姿は
なかなかの不恰好で恥ずかしかったので、
マフラーでコルセットを隠しました。
(冬場でよかった。。)
そして、ダンス部のみんなに報告。
”首の骨が折れて、完治まで3ヵ月かかる。
クリスマスライブには出れない”と伝えると、
残念な様子を見せながらも、
笑い飛ばしてくれ、とても元気がでました。
ちなみにクラスの友達には、
なぜだか最初から大爆笑され、
先生には、「嘘言うなよ」と信じてもらえず、
我ながら、
「私ってかわいそう・・・」と思って過ごしました(笑)
首が痛いだけでなく、
手にも力が入らなかったので
友達にバッグを持ってもらったり、
普段言わない小さなわがままをたくさん言って
友達にたくさん迷惑をかけましたが、
みんなが笑ってくれたおかげで、
悩むことなく日常生活を送ることができました。
そして約3ヶ月後、徐々に痛みは治まり、
ついにコルセットを外すときが・・・!
お医者さんには、
「一応、安静にしてね」
と言われましたが、
若かった私は、
コルセットが外れたことの喜びでテンションが上がり
安静とは逆の生活を送りました!
痛みは多少あるものの、
ダンスも再開し、たくさん首を振ったのです(笑)
後遺症が一番辛かった・・
そんな感じで、
完治した直後から調子乗って生活を送っていた私ですが、
骨折する前とは明らかに違う
体の違和感を感じていたのです。
それが、
「背中の痛み」と「酷い肩こり」です。
首は治ったものの、
日常生活に支障をきたすほどの痛みが背中と肩にやってきたのです。。
接骨院に何度も通いましたが
症状は全く改善しなかったので
大きな病院へ行くことにしました。
病院の先生に
”以前首の骨を折り、治った後背中と肩が痛くなった”
と伝えると・・・
「腕を上までしっかりとあげられるか」
「手に痺れはないか」
この2つを確認されました。
私にはこのような症状はありません。
すると先生が話し始めます。
「ならば、首はもう大丈夫だね。
でも首の骨が折れたまんまだから
手術をして元の位置に戻してあげないと
痛みは消えないよ」。
と。。
首の神経と背中の神経は繋がっているらしく、
首のせいで背中に痛みがでているとの事でした。
また、首には多くの神経が通っているので、
後遺症が出ることは珍しくないらしいのです。
しかし、私の家は手術費用をポンっと出せるほど
お金持ちではありません。。
親に迷惑をかけたくない気持ちもあり、
自分で稼げるようになって、
お金をためてから手術をしようと思い、
手術を諦めました。
そしてその日から約8年。
今でもまだ手術はしていなく、
8年前に首の骨を折った日からずっと
身体の痛みと闘っています。。
まさか、軽い気持ちから始めたダンスのせいで
こんなにも辛い思いをするなんて
思ってもいなかったです。
しかし、ダンス部に入ったおかげで
楽しい高校生活を送れたのでこれは大きな財産。
何が正解だったのかは分かりませんが、
とにかく今は早くお金をためて
手術をしたいな、と思っています!
まとめ
首を少し激しく振っただけで
首を骨折しまった私の体験談でした。
大きな事故でなくとも
首の骨は意外と簡単に折れてしまうということが分かりました。
日常生活で首を激しく振ることは
そうそうないと思いますが、
普段首に負担をかけているなぁという方は
私のようにならないよう気を付けてくださいね・・!
Posted Date: 2018/08/29